テレビから流れてくる中継に耳を傾ける。 「山瀬選手が攻めるっ!おーっとここで、決まったーーー!!!!!」 湧き上がる歓声に、コーヒーを吹き出しそうになった。もう慣れるはずなんだけど、やっぱりすごいわ。 感動し、コーヒーを一口。 「成長したわね…」 寂しそうな表情が垣間見えたものの、満面の笑みを浮かべた。 「生まれてきてくれて、わたしを選んでくれてありがとう。わたしの子で良かった。 ………大好きよ、宇宙-ソラ-」