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        セイラ
 「あ〜……、星来? あの子ね、


 あいつさぁ、ちょっと変わったとこあんだよね。だから多分、クラスの奴と全然
 打ち解けられてないんじゃないかなぁ」

 想像出来るもん、ぼっちなとこ(笑)

 そうやって友達に笑われた日を、私はまだ何一つ忘れられない。






 知らなかった、何も。


 親友だと思っていたあの子が、あんな目をして私を笑える事も。

 傍からそういう風に思われていたんだって事も。





 なにも、なにも。

 
 どうして私ばっかりが、目に余る不幸を抱えなきゃならないんだろう。
 何で私が、私だけ、たったの一人が。

 こんなにも、受け入れられないんだろう。






 クラスの誰かが、私の手を引いて隣を歩いてくれていたら、私はこんな思いもしなかった。
 クラスの誰かが、私の輪郭を曖昧になんてしなければ、こうして泣くことも無かった。
 クラスの誰かが、私の痛みを理解ってくれる人であったら、こんなに息苦しくも無かったのに。




 ぜんぶ、ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんっっっっっっっっっっっっっっっっぶ。


 



































 クラスの、君の所為、貴方の仕業だ。