この春許嫁ができました?!
俺は普通の『時掛高校三年』の生徒だ
まぁ、三年って言っても彼女はいないし成績も悪いこともない
ただ、俺はある『超能力』を持っている
でも、超能力というよりは世界を揺るがすことができるという能力だ
普通は超能力なんてバカバカしいし嘘だろうと思っていたんだけど本当にあるにはあるんだ
だけど俺の場合は世界から追いかけられるくらいの超能力だから自分と親ぐらいしかわからない。
そして、俺の超能力は時を駆けれるんだ
だけど一回の反動がバカ強く一日一回か限界が今は二回だ
だけども、事あるごとにたびに能力を使っているわけではない
まぁ、たとえ事があっても使ったらまぁ時間を渡るからその『時の場所』に行ってなにかすると未来がおかしくなるから時を変えるのは難しいんだ
そんなことはよくて今、わりとうれしいだけどびっくりしている状況に
なっている
それは
「父さん、麻里が許嫁になるとはどういうこと?」
俺は今廊下で父さんと話している
「良、お前の能力があってこそだだから麻里ちゃんを許嫁にしたんだ」
「なにか、不満か?」
「いや、不満ではないけど、なんならうれしいぐらい・・・」
「だろ、それに卒業したらそのあとはどうでもいいんだけど卒業まで」
「どういうことだ?父さん。」
「まさか、」
「そのまさかだ」
俺らが言っているまさかは父さんの『予言』の力だ
俺らの一家はもともと先祖代々超能力を持つ人が多いという未来系超能力一家だ
だから俺も持っているというわけだ
だけども父さんの予言はそんなに頻繁でもなく自分でコントロールは
できるけど突発的なんだ
だから本当に当たるとしたら確実だけどほとんどこず三ヶ月に一回ぐらいのペースだ
だからそのペースだから確実に当たるからそれに従わなければならない
だけど、俺の能力はなぜ知られてはならないかと言うと知られてしまうと
悪用する奴はいるけど俺は何百年に一人の先祖返りだから俺がその能力を知られてしまうと時の番人がきて俺を始末しようとするだ
一回父さんが知って時の番人が来たけどその時は父さんが深手を追って
しまったけど時の番人を追い払ってくれた
だけど、次来たらもう時の番人と審判を下す閻魔も来るからもう、ばれる
なって言われたんだ
「で、その予言は、、」
父さんの顔がいつになく真面目な顔だった
「その予言は『白鳥麻里を守れどんな手を使っても』と言う予言だ」
「どういうことだ?」
「多分麻里ちゃんが怪我したりすることかなっと父さんは思っている」
「もし、もし、麻里ちゃんが危なくて守れなかったら良の
『時を渡る能力』を使ってもいいぞ」
「多分、使わないと思う。」
「まぁ、大丈夫ならいいや。でもまぁ万が一だ」
「ほら、良。君の嫁さんが待っているぞ」
「まだ、違うって」
「まだって?」
「父さん、本当に何考えているか」
「何か言ったか?」
「なんでもねぇよ」
そういって俺らは白鳥さんがいるところに戻った
「すいません。席を外しちゃって、」
「いいですよ。別に」
「んで、本当にいいのか麻里」
麻里は俺の幼なじみだ
こんなことになるとは思わないだろう
「全然いいよ。それにお義父さんの予言当たるんでしょ」
「確かに当たるな」
「あ、良言い忘れたことがある」
「父さん、白鳥さんと結婚するから」
「は?!」
唐突に父さんが言った
「父さん、マジで本当に」
「あぁ、本当だ」
「マジか」
「そんなのはどうでもいいんだよ」
「どうでもよくはないんだよ!」
「まぁ、でも麻里ちゃんが承諾してるんだからよかったじゃないか」
「確かに」
「それで良君、麻里そういうこと。」
「だから、私達はあっちで暮らすからこれから『二人で暮らす』
ことになるよ」
人生最大聞いたことない言葉が白鳥さんから出た
『え?!』
「ちょ、白鳥さん?!」
「お母さん?!」
「あれ?良君白鳥さんは堅苦しくしいよ。お母さんって呼んで」
「あ、はい。それはいいんです!俺に娘さんを任すんですか?!」
「いや、良君ならいいかなって、それにあなたのお父さんが大丈夫って
言ってくれるから。」
「いや、そんなに父さんを信じているんですか?!」
「うん。だし、まぁそれに、良君」
『麻里が大好き過ぎなんでしょ』
お母さんは俺の耳元でそう言った
「ちょ、お母さん?!」
俺の顔は真っ赤に染まっていた
「どうしたの?良?」
「なんでもねぇーよ」
俺は少しぶっきらぼうにこたえた
「うん。大丈夫そうだね!」
「なら、私達は今日はここで過ごすから明日にはこっちに麻里の私物を
持って来るからね!」
「あの、食費とかはどうしたらいいんですか?」
お母さんは少し戸惑っていた
「俺の妻に敬語いらないし食費以外も全部だすから大丈夫。」
多分、家計は父さんが得意だから父さんがしたんだなっと俺は悟った
「あと、母さん、麻里ちゃんここは超能力一家の本家だし母さんの家は
こことは違うけどこの本家の人とすごく関係が濃いから大丈夫だよ。」
「でね、だから良の能力は聞かないでね!」
「大丈夫です。あ!」
「いいよ。少しずつ敬語外せばいいから」
「はい。大丈夫。私は良と許嫁になれたんでうれしいです」
「どうしたの?良」
俺はとっさに顔を背けた
「恥ずかしいだよ。麻里ちゃん。」
「ははは」
そのあと俺は麻里に『なんで私を見ないの?』って攻め立てられた
そうしてたくさん、父さんとお母さんと話したり麻里ともたくさん話した
あっという間に一日がたってしまった
「じゃあよろしくね!良君」
「あとは頼んだぞ。良」
「任せろよ!」
「くれぐれも変な気を起こすなよ良!」
「はぁ、変な気は起こさないって」
「そんなのはどうでもいいよ。お父さん」
「じゃあ、行って来ます!」
「いってらっしゃい!」
そう言って父さんとお母さんは行った
「なぁ、麻里。あとの私物の片付け手伝おうか?」
「じゃあ、お願いしようかな」
「あ、そういえば良、お父さんが言ってたんだけど私、卒業式まで
死ぬって言われたんだけど大丈夫かな?」
「大丈夫だよ!まぁ、俺が卒業まで守ってやる。」
「じゃあ、頼んだよ。あなた。」
「まだ、旦那じゃないぞ」
俺は階段の方に目線を向けた
「でも、私良のこと大好きだよ。良は?」
「俺も大好きだよ」
「うん!なら片付けようか。良」
「どこ~良部屋」
「目の前じゃんか。」
「やっぱり、最初は迷うようにした方が良くない?」
「いいんじゃない。麻里らしいし」
「何よ、麻里らしいって」
「ほら、午前中に片付けるぞ」
「はーい」
俺は麻里の私物を片付けていた
「だいぶ片付け終わってきたな」
「そうね。だいぶ・・・かといってまだ半分だけどね」
「だな。」
「よし、まだ残っているし頑張るか」
「だね。」
「ねぇ、麻里。この箱どこに運べばいい?」
「ちょ、良その箱はいいよ。角に置いといて」
麻里は少し顔が赤く戸惑っていた
「わかった」
「ほら、やるよ!」
「おう。」
半分を俺らは1時間で終わらした
「ふー終わった。少し休憩がてら外で歩く?」
「いいね。河川じきのところまで一緒に行こう。」
そう言って俺ら歩きに行った
「ねぇ、良なんで私を許嫁にしたの?」
「はぁ、それは決まってるだろ」
「決まってるだ・・・」
「ん?なに良?」
「いや、なんでも」
「大丈夫。なに言っても良のことだからいいよ。」
「あ、いや俺が麻里のこと、いや嫁のことを愛してるに決まっている
からだよ。」 
「もう。わかった」
麻里は恥ずかしいそうにそっぽを向いた
そういっている間に河川についた
「あーきれい。」
「きれいっていつも見てるだ」
「良ったら、いつも見ているけど好きな人と見れるからかな?」
「そうか。俺もかも知れんな。」
「良も同じだね、」
俺らはその河川でめいっぱい休んだ
「そろそろ帰るか?」
「うん!そうだね。」
そういって河川ではなく遠回りではあるけど住宅街に歩いて帰った
「良、危ない!」
「え?!」
「麻里!麻里!」
帰り際家からどこかしらかわからんが花瓶が俺の頭上に落ちて来たらしく麻里が身をていして守ってくれた
「予言で『白鳥麻里をどんな手を使っても守る』ってそういうことか」
「ごめん。麻里。少し待ってて俺が麻里を守るから」
そう言って俺は河川まで戻った
「これでここまで戻ればそこまで反動はでかくないから疑問に
思われない」
そう。俺の能力『時を渡る』能力は時間を戻すことはできるけどその分の時間が長く長いほど反動がでかくなり最悪死ぬことになるからこの能力は強くて危険っていうことだ
「麻里、待ってて今戻るから」
そう、言って俺はおもいっきりジャンプした
「久しぶりだな。時読」
「久しぶりだな。時駆良」
「あぁ、本当に最後にあったのはいつぶりかな?良。」
「そんなことはどうでもいい」
「そうか。急いでるんだろう。」
「さすが、時読いや時の番人さん」
そう、この人は馴れ馴れしく話してはいるけど時の番人だ
この人の名前が時読なんだ
まぁ、言えばたまにここに遊びに来ているだ
だけどだいたい話し相手だけどね
「今回はどこの時間に行くんだ?」
「この時間まで戻る。」
「よかった。その時間までか。」
「どういうことだ?」
「いや、話し相手がいなくなってしまうからな」
「そうか、じゃ急いでいるからいかなくてはな、」
「くれぐれも、目的だけ戻せよ!あと、話したいこともあるから
忘れるなよ」
「あぁ、またな。ありがとうよ!」
「おう。」
そう言って俺は急いで時の道を走った
この道は時が戻れる。
だけど、俺か先祖返りの人はたまた閻魔や霊とかしか歩けない
もし、乗ったら時間を永遠とループしなければならなくなり時の道から
出れなくなる
「う、やっぱり2時間だけでも結構な反動がくるな。さすがに」
俺は反動が来たけどなんとか持ちこたえた
「良?何か言った?」
「何も言ってないよ。麻里そろそろ帰るか?」
「うー!帰るの」
「帰るのいや?」
「そういうことじゃないけど」 
「甘えたい・・・・・・」
「ふ、そうかなら帰ってひざ枕してやるよ」
「やった!ありがとう!良」
「でも、今回はその分遠回りせずに何もないところを通るよ」
「うん?うん!」
少し俺の言動がおかしかったのかなっと俺はそっと胸に手を置いた
家に帰ったら俺は少し落ち着いた
だって麻里が家ではなにかとわかるからね
「さぁ、ご飯食べよう!」
「良、今日の当番は私ということ今日忘れていたでしょ。」
「ごめん。だから手伝おうか?」
「なら、副菜お願い!」
「任せろ!」
俺らは夕飯を完成させた
「いただきます」
「麻里、料理上手だな。本当に」
「それほどではないって」
「まぁ、自信持っていいよ」
「俺は麻里の料理好きだから」
「もう、褒めるの本当にうまいよね」
「本当のことだから」
「ごちそうさま」
「おいしかった。」
そう言えば父さんからメールが届いていたんだっけ
「うん?」
「ちよっと麻里父さんと話すことがあるから話してくる」
俺はそう、言って廊下にでた
「父さん、どうしたの?」
『いや、うまくやってるのかなって』
「うん!うまくやっているよ」
『守れたか、今日。』
「父さんの予言が麻里を守るということがわかったよ。」
『そうか、ならよかった』
『こっちも母さんと楽しくしているよ』
「よかったな、念願がかなってくれて」
『あぁ。そろそろ夕飯か?』
「もう、大丈夫ご飯食べたから。」
父さんは本当に心配性なんだから
「そろそろ、切るよ。」
「また、話すよ。父さん」
『そっちも頑張れよ!』
「おう、父さんも」
そうして、電話は切れた
「良、何の話し?」
「あぁ、今、どう状況かだってさ」
「そうね、いいんじゃない?」
「確かに。いい方伝えてはいるからね。」
「ねぇ、良やることもやったんだしひざ枕してー」
「約束だしいいよ。」
俺はソファーのところで座った
そうして、麻里がソファーに横になりひざに頭を置いた
「うー。本当に落ち着く。」
「落ち着くね」
「良のひざ枕というより良に甘えるのが癒される。大好き。」
「うん。俺もだよ」
「たくさん甘えたから眠たくなったから寝る」
「お姫様抱っこ」
麻里は俺に手をかざしてきた
「今日だけだよ。」
「うん。」
そう言って俺は麻里をベッドまでお姫様抱っこしながら行った
「俺も寝るよ」
俺は別室に向かった
「おやすみ。麻里。」
「おやすみ。良」
そうして、一日が過ぎていった
今度は俺が麻里を守るとそう誓って。