『璃子、あなた一体どんな手を使って淳之介さんに取り入ったの?
淳之介さんには私と言う婚約者がいるのよ、いうなればこれは不倫。
あなたもお姉さんのように人に言えない恋をして誰の子かもわからない子供を産むつもり?
それじゃあ子供がかわいそうだとは思わないの?
とにかく、淳之介さんを返してちょうだい。
わかっているだろうけれど、淳之介さんはあなたと付き合うような人ではないわ。
身分違いもいいところ。一緒にいてもうまくいくはずがない。
これ以上あなたが私と淳之介さんの邪魔をするなら、私にも考えがある。
父に話して手を打ってもらうわよ。そうなれば淳之介さんばかりではなく、中野コンツェルンにも影響が出るはず。
あなたはそれでもいいの?
一週間だけ時間をあげるからよく考えなさい』
麗華からの怒りのこもったメールに現実を思い知らされる。

やはり、私はここにいたらいけないのか・・・