「じゃああたしが友梨ん家に行くからね!じゃあ!」
といって美希は教室を飛び出した。
あたしもさっさと帰ることにしよう。
★★
「さーて♪これが小柳の好きなタイプだよ!」
美希は【情報NOTE】と書かれたノートを開いて言った。
そこにはこんな事が書いてあった。
――――
小柳タヶの好きなタィプ!!
★髪が長ぃ!
★ボーィッシュ!
★スポーツ得意!!
――――
…ん?髪が長くてボーイッシュって何それ!?
それはともかく。
髪が長いはクリア。あたしの髪は昔から長いままだ。
スポーツ得意もクリア。1番ではないけれど、体育の成績は勉強に比べいい方。
「友梨はボーイッシュがダメだねっ。結構スカート派でしょ?」
「うん。お姉ちゃんが髪長いんだからかわいい服の方が似合うっていうから…」
「そっか。よーし!友梨の手持ちの服で、何とかボーイッシュ系を作ってみるぞぉ!」
と言って、美希はあたしのクロゼットを開けた。
中身をあさりながら、「あっこのドクロ行けるね」とか「スカートはなし!」とか言っている。
クロゼットの中身が全て出された時、あたしの服は2つに仕分けされていた。
「よし、右側は使えそうな服。左は使えそうにない服ね!さて、これをどう組み合わせるか…」
そう言って美希は雑誌をいくつかとノートを取り出した。
「あたしがコーデを組み立てておくから、友梨はその雑誌の付箋のついてる所を読んでて!」
あたしは雑誌を開く。
付箋のついているページを見ると、そこにはボーイッシュスタイルの特集が。
ボーイズデニムにロック。
あたしの知らない世界をのぞいているみたいだった。
お姉ちゃんのお下がりでブランドはいくつか持っていたけれど、やっぱりガーリー系だった。
他の雑誌のコーナーも読み進めていく。
20分くらい経った頃。
「これでOK!友梨、このメモにコーデを4つ書いておいたから、明日はこの中のどれかの格好で来てね!じゃあもうピアノに間に合わないから!バイバイ~!」
「あっ、バイバイ!」
美希はいつもこうやって嵐の様に去っていく。
といって美希は教室を飛び出した。
あたしもさっさと帰ることにしよう。
★★
「さーて♪これが小柳の好きなタイプだよ!」
美希は【情報NOTE】と書かれたノートを開いて言った。
そこにはこんな事が書いてあった。
――――
小柳タヶの好きなタィプ!!
★髪が長ぃ!
★ボーィッシュ!
★スポーツ得意!!
――――
…ん?髪が長くてボーイッシュって何それ!?
それはともかく。
髪が長いはクリア。あたしの髪は昔から長いままだ。
スポーツ得意もクリア。1番ではないけれど、体育の成績は勉強に比べいい方。
「友梨はボーイッシュがダメだねっ。結構スカート派でしょ?」
「うん。お姉ちゃんが髪長いんだからかわいい服の方が似合うっていうから…」
「そっか。よーし!友梨の手持ちの服で、何とかボーイッシュ系を作ってみるぞぉ!」
と言って、美希はあたしのクロゼットを開けた。
中身をあさりながら、「あっこのドクロ行けるね」とか「スカートはなし!」とか言っている。
クロゼットの中身が全て出された時、あたしの服は2つに仕分けされていた。
「よし、右側は使えそうな服。左は使えそうにない服ね!さて、これをどう組み合わせるか…」
そう言って美希は雑誌をいくつかとノートを取り出した。
「あたしがコーデを組み立てておくから、友梨はその雑誌の付箋のついてる所を読んでて!」
あたしは雑誌を開く。
付箋のついているページを見ると、そこにはボーイッシュスタイルの特集が。
ボーイズデニムにロック。
あたしの知らない世界をのぞいているみたいだった。
お姉ちゃんのお下がりでブランドはいくつか持っていたけれど、やっぱりガーリー系だった。
他の雑誌のコーナーも読み進めていく。
20分くらい経った頃。
「これでOK!友梨、このメモにコーデを4つ書いておいたから、明日はこの中のどれかの格好で来てね!じゃあもうピアノに間に合わないから!バイバイ~!」
「あっ、バイバイ!」
美希はいつもこうやって嵐の様に去っていく。


