何も分からないまま、自宅へ入り、今度こそキッチンへ向かう。
エコバッグから買ったものを取出し、所定の位置へと片づける。それが終わると、いよいよ夕食の準備に取り掛かった。
モヤモヤしながら野菜を切る。
お弁当の女と私の手料理、どっちが美味しいんだろう。……負けられない。
作り慣れた煮物の調理をやめ、スマホでおしゃれで美味しそうなレシピを検索。
いつもは茶色多めの素朴な食卓だが、今日は彩豊かな食卓を目指す。
慣れない料理をせっせと作り、ダイニングテーブルに並べていると、玄関のチャイムが鳴った。友樹が帰ってきた。
足早に玄関に向かい、開錠してドアを開ける。
「おかえり、友樹。夕食、今出来たとこなんだ」
「ただいまー。腹減ったー」
一歩家に入った途端にネクタイを緩める友樹。いつもと全く変わらない。浮気に後ろめたさなどないのだろうか。
エコバッグから買ったものを取出し、所定の位置へと片づける。それが終わると、いよいよ夕食の準備に取り掛かった。
モヤモヤしながら野菜を切る。
お弁当の女と私の手料理、どっちが美味しいんだろう。……負けられない。
作り慣れた煮物の調理をやめ、スマホでおしゃれで美味しそうなレシピを検索。
いつもは茶色多めの素朴な食卓だが、今日は彩豊かな食卓を目指す。
慣れない料理をせっせと作り、ダイニングテーブルに並べていると、玄関のチャイムが鳴った。友樹が帰ってきた。
足早に玄関に向かい、開錠してドアを開ける。
「おかえり、友樹。夕食、今出来たとこなんだ」
「ただいまー。腹減ったー」
一歩家に入った途端にネクタイを緩める友樹。いつもと全く変わらない。浮気に後ろめたさなどないのだろうか。



