さっきまで信じていた友樹の不倫を知って、急に愛情はなくならない。でも、知ってしまった以上、これから先友樹を愛し続けられない。友樹も私を愛していない。友樹への愛情が邪魔をして離婚出来ないわけではなく、愛情の残りカスに気を取られているだけなのだとしたら……。
「なんか今、吹っ切れました。離婚届、書きます」
残りカスは息を吹きかければ飛んで消えていく。ならば私も、離婚届を書いて愛情の残像を断ち切る。
せっせとボールペンを動かしていると、
「なんか香澄ちゃんって、女のど真ん中にいるよね」
頭上で弁護士さんがクスクスと笑った。
「……どういう意味ですか?」
絶対に馬鹿にしてるだろ。と顔を振り上げ弁護士さんに向かって唇を尖らせる。
「なんか今、吹っ切れました。離婚届、書きます」
残りカスは息を吹きかければ飛んで消えていく。ならば私も、離婚届を書いて愛情の残像を断ち切る。
せっせとボールペンを動かしていると、
「なんか香澄ちゃんって、女のど真ん中にいるよね」
頭上で弁護士さんがクスクスと笑った。
「……どういう意味ですか?」
絶対に馬鹿にしてるだろ。と顔を振り上げ弁護士さんに向かって唇を尖らせる。



