「何で奈子が勝手に決めてるんだよ。お前は関係ないだろ。出しゃばんなよ‼」
奈子の提示した条件を到底呑めるわけがない友樹は、子どものような文句を垂れる。
「香澄、異論は?」
そんな友樹を面白がることに飽きたのか、奈子は冷めた目をしながら私に問いかけて来た。
「ない」
勿論私は奈子に完全同意だ。更に、
「駄々を捏ねるなら、松岡さんにも慰謝料請求する」
完全に裏切られていたことを知った今、容赦をする気も全くない。
「……何なんだよ、クソ‼」
友樹が悔しそうに自分の太腿を拳で叩いた。
「…………は?」
地響きのような低い声に、友樹と義両親の目が奈子に向いた。その視線を感じ取った奈子が、それこそ「はぁ?」という表情を浮かべる。だって、声の主は奈子じゃない。私だ。
奈子の提示した条件を到底呑めるわけがない友樹は、子どものような文句を垂れる。
「香澄、異論は?」
そんな友樹を面白がることに飽きたのか、奈子は冷めた目をしながら私に問いかけて来た。
「ない」
勿論私は奈子に完全同意だ。更に、
「駄々を捏ねるなら、松岡さんにも慰謝料請求する」
完全に裏切られていたことを知った今、容赦をする気も全くない。
「……何なんだよ、クソ‼」
友樹が悔しそうに自分の太腿を拳で叩いた。
「…………は?」
地響きのような低い声に、友樹と義両親の目が奈子に向いた。その視線を感じ取った奈子が、それこそ「はぁ?」という表情を浮かべる。だって、声の主は奈子じゃない。私だ。



