「…………」
お義母さんが顔を真っ赤にさせながら唇を震わせた。ブルブル揺れる唇からは、次なる言葉は出てこない。息子の味方をして私を責めようとしたお義母さんに腹は立ったが、あまりのやられっぷりに『親が子の肩を持つのは当然か』と同情さえしてしまう。それぐらい脅威的な奈子の口撃。
「不倫もはっきりしたことだし、友樹からも弁当女からもしっかり慰謝料取りなさいよ、香澄」
周りを恐怖に陥れる最強の親友・奈子が私の肩にポンと手を置いた。
「…………うん」
返事はしたものの、頭が回らない。だって、信じていたんだ。友樹と松岡さんに身体の関係はないって。なのに……。
「…………はぁ」
慰謝料の支払いを逃げ切ろうとしていた友樹のため息が耳に届いた。
お義母さんが顔を真っ赤にさせながら唇を震わせた。ブルブル揺れる唇からは、次なる言葉は出てこない。息子の味方をして私を責めようとしたお義母さんに腹は立ったが、あまりのやられっぷりに『親が子の肩を持つのは当然か』と同情さえしてしまう。それぐらい脅威的な奈子の口撃。
「不倫もはっきりしたことだし、友樹からも弁当女からもしっかり慰謝料取りなさいよ、香澄」
周りを恐怖に陥れる最強の親友・奈子が私の肩にポンと手を置いた。
「…………うん」
返事はしたものの、頭が回らない。だって、信じていたんだ。友樹と松岡さんに身体の関係はないって。なのに……。
「…………はぁ」
慰謝料の支払いを逃げ切ろうとしていた友樹のため息が耳に届いた。



