2日後、少し緊張しながら髪を整えていると、玄関のベルが鳴った。インターフォンに近づくと、
「いぇーい。準備は出来てるかーい?」
ノリノリの奈子がカメラに向かって手を振っていた。奈子とは昨日、【駅で待ち合わせしよう】というLINEのやり取りをしていた。なのに、何故かウチに来た奈子。しかも、待ち合わせの時間より1時間以上早い。
「イヤ、何故?」
奈子のテンションも謎だし。何もかもが『何故?』である。
「イヤー。緊張してるのかなぁ? なんか胸がドキドキしちゃって、居ても立ってもいられなくて、来ちゃった♡」
「『来ちゃった♡』じゃないよ。奈子のは緊張じゃないでしょ。ワクワクが止まらないだけでしょ。他人のゴタつき大好物だから。『これから遊園地に行きます』みたいな、はち切れんばかりの笑顔やめろ。今から行くところには、何のアトラクションもないんだよ」
ハイな奈子に若干のウザさを感じながらロックを解除し、奈子を家に招き入れた。
「いぇーい。準備は出来てるかーい?」
ノリノリの奈子がカメラに向かって手を振っていた。奈子とは昨日、【駅で待ち合わせしよう】というLINEのやり取りをしていた。なのに、何故かウチに来た奈子。しかも、待ち合わせの時間より1時間以上早い。
「イヤ、何故?」
奈子のテンションも謎だし。何もかもが『何故?』である。
「イヤー。緊張してるのかなぁ? なんか胸がドキドキしちゃって、居ても立ってもいられなくて、来ちゃった♡」
「『来ちゃった♡』じゃないよ。奈子のは緊張じゃないでしょ。ワクワクが止まらないだけでしょ。他人のゴタつき大好物だから。『これから遊園地に行きます』みたいな、はち切れんばかりの笑顔やめろ。今から行くところには、何のアトラクションもないんだよ」
ハイな奈子に若干のウザさを感じながらロックを解除し、奈子を家に招き入れた。



