いつか、必ず交わる日がくる



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“課題、進んでる?”


誰もいない家のリビングで課題を進めていたら、スマホの画面が光ってメッセージが表示された。


“絶賛進め中だよ💦山本くんは?”


返信するとすぐに既読がついた。

すると今度は、スマホが震えて着信を知らせた。


「もしもし?どうしたの?」

『ごめん、急に。電話しても大丈夫?』

「あ、うん。みんな帰省してていないから」

『そっか。あの、さ・・・』


山本くんは言葉に詰まった。

何かあったのかな?


「どうしたの?何かあった?」

『直接会って言いたかったんだけど、できそうにないから、電話で言うんだけど』

「うん」

『転校することになった』

「・・・」


え、今、何て言った?

テンコウ、てんこう、天候、じゃないよね。


「転校?」

『うん。東京だって。父さんの転勤で』


東京。そんな遠くに行っちゃうんだ。


『急に決まったみたいで、俺と父さんだけ先行って、家とか探すことになって、もう、会えない』