いつか、必ず交わる日がくる




「もう下の名前で呼んでもいいんじゃない?あ、でも、あれか。山本が嫉妬するか」


『うふふ』と片手を口元に当ててにやにやしてる優花。

優花、勘違いしてる。


「何を勘違いしてるか知らないけど、私と山本くんはそういうんじゃないから。それに、湊って呼んでるの知ってるし」


そう、山本くんの前では湊呼びだもんね。

私の言葉に、目を丸くしてる優花。


「え、そうなの?え、どっちに反応したらいいのか分からないんだけど」


キョロキョロと視線を動かしてる優花を見て、湊はおかしそうに笑ってる。

私と山本くんより、この二人の方がお似合いだと思うんだけどな。


「井上、泉の相手お願い」


私たちの話を聞いていたのか聞いていなかったのか、未知がやってきて言った。

湊は『えー』と文句を言いながらも、泉の隣に立ちカラオケで何を歌うか話し始めた。


「未知、何か知ってるの?」

「うん、まあね。・・・あ」


未知が来たところだったのに、カラオケに着いてしまった。