「うんうん。今日いっぱい話そうね」
優花はすごくキラキラした瞳で私を見た。
「うん、もちろん」
「あ、那奈に聞きたいことあったんだった」
優花は右手の人差し指を立てて言った。
「井上ってさ、なんであんなに女子の扱い上手い訳?」
もう、“付き合ってるの?”と訊かれることはなくなった。
私と湊が仲が良いのは幼なじみだからだって浸透したらしい。
「え、そんなに扱い上手い?」
「上手いよ!なんていうか、女子特有のピリついた空気になっても、ふんわりさせてくれるっていうか・・・」
言われてみれば、そういう節があるかもしれない。
「あー、なんとなく分かるかも」
「でしょ?那奈以外に仲いい女子はいなさそうなのに、何でかと思って」


