ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
「あ、那奈ー!」
待ち合わせ場所の、学校の最寄り駅に着くと、泉が抱き着いてきた。
自転車のスタンドを立てようとしてた私は、思わずよろける。
「っと、大丈夫?」
未知が支えてくれて、倒れずに済んだ。
「ありがと」
「うん。お母さんの許可出てよかったね」
そう、今日は5月5日、こどもの日。
去年もこの日がゴールデンウィーク唯一の休みだったけど、それは今年も同じ。
そして、去年もこの日に部活の同学年メンバーで遊びに行くのに誘われたけど、去年は行けなかった。
しかし、今年は許可が出た。
「ほんと、1年越しだよー」
今度は私が未知に抱き着く。
未知は『よしよし』と私の頭をなでてくれる。
すかさず泉が『私もー』とせがんでる。


