「何その顔。サンタさんの正体なんてとっくに知ってるよ」
やっぱり、知ってたんだ。
私は6年生になっても心の底から信じていて、ある日突然湊にばらされたんだよね。
「小学生の間はプレゼントもらいたいからお母さんには黙ってたんだよ」
なんて賢い子。
私なんか湊にばらされたその日にお父さんに泣きながら訴えたよ。
「ま、お父さんがちゃんと場所を把握してくれてたらいいんだけど」
なんて夢のないことを・・・。
我が弟ながら、ちょっと怖い。
「で、電話は誰だったの?」
え、その話に戻るの?
私はもう終わったつもりでいたんだけど。
「クラスの友達」
「男子の?」
「見たの!?」
「見えただけ」
もー、抜かりないんだから。
まあ、私がテーブルの上に見えるようにスマホを置いてたのが悪いんだけど。


