「トイレ行ってくる!」




恋バナになったら、急に表情が暗くなり沙良は部屋を出て行ってしまった。




「沙良ちゃん、大丈夫かなっ?」




そう言ったのは、和樹先輩だった。




確かに、急に表情が暗くなったし、
トイレなんて10分前に行ったばかりだ。




「お腹壊したんじゃない?」




春樹は、食べることに集中しているのかどこか他人事だ。




「俺…「俺行ってくるよ」




和樹先輩の上を被せるように裕翔先輩はそう言った。




「ありがとう!」




この中で1番心配しているのは、
真子と顔には絶対出さないが俺。




裕翔先輩はドアから出て行ってしまった。