2人で静かに10分くらい景色を見ていた。
その沈黙を破ったのは、もちろん私。




「もう、悠希に一生会えないのかな…」




「そんなことないよ、大きくなって自立できるようになったら迎えに来るよ。」




大きくなったら、、、
幼稚園の私には大きくなったらというのはまだまだ先のように感じる。




「必ず沙良を迎えに来る!忘れることなんてねーよ」




「ほんと!?」




「当たり前だ。」




そこで約束した。
必ず迎えに来ると。だから、待っててくれと。