「あ!沙良!この人が総長の悠希君だよ!!」




「よろしくお願いします」




真子が私に飛びついて来た。




「今から、コンビニに行こ!って春樹と言ってるから、行ってくるね!」




「おけ」




「俺も行く」




悠希はそう言って、真子達の後を追いかける。




性格は変わっているけど、悠希だ。




悠希…やっぱり、忘れちゃったよね。




私の事…




片想いし続けて、一途に思っていた。




悠希は私のこと覚えてくれてるって。




だけど、昔すぎるよね。




忘れられて当然だ。