小学校2年生の時。




毎日が楽しかった。




この生活が続けばいいのに、、
そう思っていた。




だけど、、幸せな時間は続かなかった。




全てを変えたのは、、
俺の父さんだった。




「悠希、母さんと仲良く暮らすんやで。」




父さんは家から出て行ってしまった。




父さんの寂しげな表情。
忘れることなんて出来なかった。




それから10分して、知らない男が入ってきた。




「あら、健太さん。これからよろしくお願いします」




母さんは父さんが出て行ったというのに、笑顔でその男を出迎えた。




俺でも分かった。




母さんは、父さんを捨てたんだ。




「ほら、悠希も挨拶しなさい!」




母さんに怒られたけど、
挨拶なんてする訳ない。