ある日、給食で酢豚が出た。
 私は、酢豚のパインがすごく嫌いだった。

 普通にパインは食べれるけど、酢豚に入ると途端に食べれなくなる。

 私は、無理して食べていた。
 みんなにバレないように、隠したこともある。

 給食当番だった林原くんは、私の器にだけパインを入れなかった。
 私は偶然だと思った。
 しかし、毎回だった。
 私に、何も言わず、こっそりとやってくれていた。