店を出て、海沿いを2人で歩いた。

「ここでよく話したな。」
 大和に言われた。

「そうだね。何かあるたびにここにきてて、大和も来てくれてたよね。」
 懐かしかった。

「なぁ、優奈。」
 大和の足が止まり、真剣な顔になった。

「どうしたの大和?」
 私の心がザワザワした。