「大和とお酒を飲む日が来るとは思わなかった。」
 私は、嬉しかった。

「そうだな。お互い仕事モードの時に会ったけど、フリーのときに会うのは、中学卒業以来だもんな。」
 大和はビールを飲みながら言った。

 大和と、中学時代の友人の話をしたり、仕事の話をしたりした。

 懐かしさ、落ち着きを感じた。

「そろそろ行くか?」
 大和が切り出した。

「そうだね。」
 私も同意した。