しかし、ある日、その姿をファンの1人に見られていた。

 私は、その子たちに呼び出された。
「あんたなんかが、大和くんに近づいていいと思ってるの?ブスなんだから引っ込んでてよ。」
 そう言われても、言い返せなかった。

 その日から、海に行くのは怖くなり、やめてしまった。

 それから数日後、今度は、友達の悪口を書いた手紙が出回った。私は書いた覚えはない。
 でも、私の名前だった。

 クラスの子からハブられるようになった。
 誰かの嫌がらせだった。

 でも、楓と大和は信じてくれた。