家に帰ってシャワーを浴びてパジャマを身に着けると、カバンからスマートフォンを取り出した。

「メッセージくらいだったら、いいよね…?」

そう自分に言い聞かせると、指で画面をタップしてアプリを起動させた。

『今週末に一緒にどこかへ遊びに行きませんか?』

「送信…と」

画面にメッセージが表示されたのを確認すると、テーブルのうえに置いた。

スマートフォンがすぐに震えたので画面を見てみると、高城さんから返事がきていた。

『誘ってくれて嬉しいけど、今週末はどうしても都合が悪くて…申し訳ないが、また別の日にしてもらえないだろうか?』

その返事を私は見つめることしかできなかった。

気を落ち着かせるために深呼吸をすると、画面をタップした。