私は、ソファーに座ってスマホをいじり始めた。



そこには、【沢田さん】と、書いてあった。


私は、LINEを開いて翼くんのLINEを見た。




『明日、オフなんだ!』

『よかったらデート行かない?』



っ!


デート…

私にはずっとないと思っていた言葉。

私は、急いで返信をした。



『行きたいです!』



すぐにLINEは既読がついて
『じゃあ、明日10時に迎えにいくね♪』
と、返ってきた。




ふふふっ

楽しみだな…♪


「…ねぇーちゃん…ニヤニヤしてどうしたの…」


「っ!」


ニヤニヤって…

「ちょっと嬉しいことがあって!」


「ふーん」 
 

自分から聞いといて興味無さすぎじゃない?!


「ねぇ、碧ってどこの高校行くの?」


碧は、私たち兄妹の中で一番頭がいい。


私が通ってる白百合高校は、まぁまぁ頭のいい学校だ。



「え、白百合高校だけど、」


「ん?!私と同じってこと?」

「うん。」


私てっきり未来ちゃんの学校の近くにある男子高行くのかと…


「そーなんだ。」