~〈sied翼〉~



鈴望ちゃんは、


紬を俺の彼女だと思って今日のご飯は無理と言ったこと。

彼女がいるならイヤホンを家に落ちてた何て言えなかった。

と、言って俺のイヤホンをくれた。



途中話している間鈴望ちゃんが泣いてる気がした、だけど鈴望ちゃんが隠そうとしてるからそれには触れなかった。




だけど、これは完全に鈴望ちゃんの勘違い。


俺は言った。


「紬は、俺のお姉ちゃんだ。」


すると、

「へ?」


と、ちょっと、間抜けな感じの返事が帰ってきた。

でも、それがかわいい。


「お、お姉ちゃん??」


「そう。俺のお姉ちゃん。」


「…」

「…」


「えーー」


ちょっと、間が空いて鈴望ちゃんが叫ぶ。



「そ、そうだったんですか…。勘違いしてました。」


鈴望ちゃんは、安心したように言った。


てか、俺が好きなの鈴望ちゃんだし。


なんて、言えない…


カッコ悪…


すると、

「ご、はん食べていきませんか?」


「食べていくに決まってンじゃん!」



       …♡♡♡



~〈sied翼〉~終わり…