その姿が、私の目に映った瞬間、私自身が、マンガでいうお目目のハイライトがぎゅるんってなって、真正面からふぁっって風が吹くようなのを感じた。なんていうか、そうなってる自分が想像出来たっていうのかな。
その時はちゃんと付き合ってたから、恋に落ちるなんてことにはならなかったけどね。
そもそも彼氏がやってたのははサッカーだったのもあって野球のルールなんて1ミリも分かんない。私の中では蹴って走るか打って走るかの違い。
「練習とか、してるんだね」
そういった私に納得するようにうんうんうなずきながら、
「鷲津って案外まじめ〜」
って心密も言ってた。
「それな」
なんか、そういうとこは、かっこいいじゃん。
夕方に友達とやってるのは知ってるし、見たことだって何回もあったけど、1人でやってる陸牙は今思い出してもなんか、かっこよかった、かも。
思い返してみるとそれからだった。たまにグラウンドを眺めるようになったのは。
その時はちゃんと付き合ってたから、恋に落ちるなんてことにはならなかったけどね。
そもそも彼氏がやってたのははサッカーだったのもあって野球のルールなんて1ミリも分かんない。私の中では蹴って走るか打って走るかの違い。
「練習とか、してるんだね」
そういった私に納得するようにうんうんうなずきながら、
「鷲津って案外まじめ〜」
って心密も言ってた。
「それな」
なんか、そういうとこは、かっこいいじゃん。
夕方に友達とやってるのは知ってるし、見たことだって何回もあったけど、1人でやってる陸牙は今思い出してもなんか、かっこよかった、かも。
思い返してみるとそれからだった。たまにグラウンドを眺めるようになったのは。


