追いかけ回してる時に「足長っ」って言われて素直に嬉しかった。
奏が休みの時とか、たまぁに一緒に帰るのが楽しかった。
隣の席になることも多くて、お互い消しゴム隠したり、算数ドリルの解くスピードで競走したりもした。
給食の時にも笑かし合って毎日大爆笑してたし、掃除の時にサボって遊び回ったり。
登校班の年下の子に、「りっくんら付き合ってんの?」って聞かれて、めちゃめちゃ首振った。「でもお似合いだよー」って言われた時はなんか嬉しかった。
だけど、はじめは"好きな人"だった陸牙は、日が経つにつれ、"likeの方の意味で大好きな友達"になってた。
距離が近づきすぎると好きではなくなってくみたい。
それになんてったって陸牙は、私の恋のキューピットだった。


