ずっと前から、やっぱり好きだった。

2人で記録を書いてる時、チャイムがなった。
もう校庭で遊んでる子達はみんな帰ってて、2人きりだった。


1分1秒がほんとに長く感じた。


目が会う度に胸の鼓動がスピードアップしていってた。


2人きりで並んで廊下を歩いた。


嬉しくて嬉しくて、ホントに自分が漫画かなにかのヒロインになった気分だった。



6年生の教室は4階だから、階段がすっごい長くて、その時だけは上るの疲れたとか全然思わなくって、むしろもっと長かったらいいのにとか思ってた。


2人で「遅れました〜」って笑いながら教室に入って、クラスのみんなには「授業時間減らしてくれてありがとー」って言われて、楽しかったなぁ。