翌日


夜、というか夜中1時ころ。





ピロリン




ラインが届いた。




『この時間、優依だな。』




すぐに思った。




私は、たまたまその時間起きていた。




隣で寝ていた夫も、ちょうどトイレのため起き上がっていた。




私の携帯が鳴ったその瞬間、夫はトイレにいた。




『良かった~』




安心した。




この時間、誰かとラインしていると思われたくなかった。




明らかに怪しすぎる。






私は、夫がトイレにいる間にこっそりラインを確認した。




思った通り、優依だった。




「おやすみー!」





それだけ、書いてあった。





『絶対酔ってるやん。』




そう思ったけど、私も「おやすみー🌙」と返答した。




きっと、返事が来ると思ってた。





それか、翌朝にでも「昨日酔ってたわー」とか、何かしら連絡はあると思った。







しかし、翌朝になっても連絡はなかった。





昼になり、夜になり、それでも連絡はない。





21時を回ったところで、私は思いきって「昨日は酔ってたと?」と聞いてみた。





すぐに「まったく(笑)」と返事が来た。





完全に酔ってたものだと思ってた私は、さらに「完全に酔ってると思った!」と続けた。




優依は、「酔ってないよ。ただおやすみって送っただけ。」と返答した。






『な、なんやそれ( ; ゜Д゜)!』





と、思った。







『おやすみって言いたかっただけとか、か、かわいすぎるやろ!』








しかも、そのツンとした返事の仕方がなんともかわいらしい。





思わず、「かわいいな(笑)」と返した。




すると、優依は私の返しをスルーし、



「今日休みやったー?」と聞いてきた。






『ど、ドスルーしやがった!!!』(; Д)゚ ゚





って思った。










だけど、それさえも照れ隠しのようで、さらに優依のことがいとおしく思えた。