新・Sなお前とヤケクソな俺




こんな人うちの学校に居たっけ?

銀髪だし顔もかなり男前だし背もかなり高いし……ってかモデルみたい

男の俺でも見惚れてしまうぐらい綺麗な人だった

「どうしたの?」

『あ、いえ……ってかここで何してたんですか?』

図書室に初めての来客。まさか利用する人が居たなんて

「ちょっと立ち読みのつもりが没頭しちゃって。びっくりさせちゃってごめんね」

本の表紙を見てみると経済がなんちゃらって書いていた。滅茶苦茶難しそうな本だ

『いえっ……座って読めば良かったのに。あ、ここ座りますか?』

「そうだね。じゃあ使わせてもらうよ」

そう言って彼は近くにあった座席に座った

邪魔にならないように俺は彼から離れ貸出カウンターに戻った





はぁーマジびびっちゃった。居るなら居るでそう言えよ!腰抜かすとかマジでカッコ悪いしっ



真剣に読書する銀髪を見てまた見惚れてしまった

先輩……かな?こんな人同学年で居たら絶対気付かない訳がないし
2年かな?それとも3年かな?

凄い難しそうな本読んでるけどあれの何が面白いんだろうか
字ばっかりの本なんかこの世からなくなればいいのに




ボーッと眺めていると目が合った


「ん?何?」

『いえっ……ここに人が来るの初めてだったんで』

「そうなんだ」

『…………。』



続かない会話






「ねぇ」


また話しかけられた


「今日はゲームしないの?」







『ん!?』


ゲーム?今日は!?


「いつもそこでゲームしてるよね?」


なんと、彼は俺が気付いてないだけで毎週図書室に来ていたらしい


それに全く気付かない程ゲームに没頭してた俺って一体……



たまたま気付いた今日は奇跡



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