温室に行くと爺は呑気に椅子に座ってお茶を飲んでいた。 この爺どんだけ人を振り回したら気が済むんだよ 「おっ、裕 待ってたぞ」 祖父さんは俺に気が付いたみたいだ。 「誰かさんのせいで部屋まで行ったんだよ」 「まぁそう怒るな 座ってお茶でも飲んだらどうだ」 「あぁ、わかった」 俺は椅子に座った。 「こう緑に囲まれていると気分が落ち着くわ」 「それは前にも聞いた」 「そうだったか? 「それより話って何??」 「あぁ、その事なんだが・・・」 .