中に入るといつものようにメイド達が出迎えてくれた。



『お帰りなさいませ、裕様』



「ただいま」



みるくを連れて俺の部屋に行こうとするとメイド達の中から田中さんが出て来た。



「みるく様、こんにちは
私(ワタクシ)は裕様の執事兼教育係の田中と申します」


田中さんは丁寧に挨拶をする。


さすが俺の執事兼教育係だ。


それに比べてみるくはこういうのに慣れていないのか


「は、はじめまして!!
わわ私西条 みるくです」


軽くテンパってる・・・


「田中さん、俺等部屋に行くね」



「裕様お待ちください
今日御祖父様がお帰りになっております」


「おぉ、三ヶ月ぶりだな」


「帰ったら至急部屋まで来て欲しいとのことです
何か大切な話があるとか」

「わかった
すぐ行く
田中さんみるくを俺の部屋まで送ってあげて」


「かしこまりました」



「つーことでみるく先に行っててくれ」



「う、うん・・・
わかった」









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