―帰り道―


美紗と話をしていたら美紗がとんでもないことを言った。


「あっ!そうそう、みるく知ってる?
うちらの学校バイト禁止でね、前特待生だった人がしていて学費全額免除没収されたんだって」


え?・・・
私は耳を疑った。


「みるくどうしたの?
まさか・・・・・・
バイト・・・してるの?」


私はコクリと首をたてに振った。


美紗には、まだ家のこととか特待生になったことは言ってなかった。


「あのね、美紗・・・・・・」


私はバイトをしている理由や特待生になったことを美紗に話した。


その話を聞いて美紗は驚いたみたいだ。

でもすぐに理解してくれた。



「私がアメリカに行っている間にそんなことがあったなんて・・・・・・」


時計を見るともうバイトに行く時間が迫っていた。


「美紗、もうバイトに行く時間だから・・・」


「うん、みるくバレないようにね」


「うん!いってきます!」

私はこれからおこる最悪な出来事なんか知るはずもなくバイト先に行った。










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