―体育館―
「これで〇月×日第∞回目の入学式を終わります。」
「フゥ〜、長かったぁ〜」
私はンーと伸びをして教室に帰る途中―
―トン、トン―
肩を叩かれて、振り返って見ると胸まである髪の毛を緩く巻いた可愛い女の子が立っていた。
「久しぶり、みるく!!」
ここはお嬢様やお坊ちゃまが通う学校、知り合いはいないはずだけど・・・・・・
ん?ちょっと待て、この顔どこかで見たよォーな・・・・・・
あっ!!
「もしかして、東 美紗?美紗なの?!」
「ピンポンピンポンせ〜いか〜い♪」
東 美紗(アズマ ミサ)は私が小さい頃にのよく遊んだ近所の友達だけど美紗の両親の都合でアメリカに行ってしまった。
あっ!この学校にいるってことはお金持ちなんだよ!
美紗の両親は医者で海外でもすっごい有名でだから美紗と離れ離れになっちゃったの(>Α<。)
それから美紗と他愛のない話をして教室に入った。
どうやら美紗も同じクラスだったみたいだ。
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