ガチャン


「ただいまぁ〜」

ダッダッダッダッ

『みるくお姉ちゃん、お帰りなさい!』

陸、空、優輝が出迎えてくれた。


リビングに行くとエプロン姿のモカがいた。

「お姉ちゃん、おかえりぃ〜」

「ただいまぁ〜」

「聞いて驚くなよぉ〜、今日の晩御飯はね」

『ステーキなんだよぉ〜』

モカの声は陸と空に遮られた。

『ステーキ♪ステーキ♪』
陸と空はスキップしてリビングに行った。

「えっ!?モカ本当っ!!?」

「本当、本当まぁステーキって言ってもサイコロステーキなんだけどね」

「モカ奮発したねぇ〜」

「は?何言ってんの?そのサイコロステーキお姉ちゃんが働いているスーパーの特売品だったんだよ?」

∑ギクッ

「あっ、そうだったそうだった、最近物覚えが悪くなってきて忘れてた☆」

く、苦しい言い訳・・・
でも、モカ達に心配させたくないもん・・・・・・

「物覚えが悪くなったとかおばあちゃんじゃないんだし、でもお姉ちゃん、時々な〜んかぬけてる時あるもんね(笑」

「うっさいわ!もう、ご飯食べるよ!!
陸ぅ〜、空ぁ〜、優輝ぃ〜ご飯だぞぉーー!!!」


『は〜い!!』

私達は椅子に座る。


「ステーキなんて久しぶりぃ〜」

「みるくお姉ちゃん早く食べよぉ〜よ」

「ごめんごめん優輝
んじゃ、気を取り直して・・・」

『いただきまぁーす』









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