「呼んだ??」


懐かしい声に振り返る。


忘れもしない・・・


世界で一番愛しい人の声。

「裕?!」


振り返ると裕の姿があった。


「・・・そんな訳ないか。
だって裕は後一年は向こうにいなきゃいけないはず・・・
私幻覚までみちゃてバカみたい。
でも、幻でもいいや。」


「これでも幻覚って言える?」


幻覚だと思っていた裕がぎゅっと抱きしめてくれた。

「幻覚じゃない??
何で早く帰って来れたの!?」


「俺はやれば出来る子なんですよ。
みるくさん知らなかった??」


久しぶりに見る笑顔。


二年前と一つも変わっていない。


あっ


一つだけ変わった所。


身長が二年前より伸びていて前よりもっとかっこよくなっていた。


「知っていましたとも^^」









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