「とりあえず適当に座って」
私達は近くにあるソファーに腰掛けた。
裕は窓際にある椅子に座っている。
何か今日の裕は少し元気が無いように見える。
「あたし帰るわ」
美紗が急に帰る宣言をした。
「な、なんで!?
今来たばっかりじゃん??」
「だって、私が居たら話が進まないでしょ。
んじゃ、そういう事で私帰るわ。」
スタスタと部屋から美紗は出て行った。
部屋には二人残された私達。
もぅ何を話すかを忘れてしまった私。
必死に思い出そうとしていると
ドサ
私の隣に裕が座ってきた。
やっぱり何か元気がないみたいだ。
「俺・・・・・・みるくに言う事あるんだ。
落ち着いて聞けよ??」
いつにも増して真剣な顔をする裕。
「う、うん。」
「あのさ俺」
ガチャ
「裕ただいま〜!!」
勢いよく飛び込んで来た南さんの言葉で裕の言葉は途切れた。
南さんを見て私は思い出した。
聞かなきゃ南さんが本当に婚約者かどうか。
「ねぇ、裕ちょっと聞きたい事があるんだけど・・・」
裕の方に視線を向けると眉間にこれでもかというほどシワを寄せて黒いオーラを出しまくっている世にも恐ろしい裕の姿がそこにあった。
「なんだよ・・・南。」
頭をガシガシとかきながら不機嫌な声を出す。
「あれ??お邪魔だった??」
ニコッと笑う南さん。
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