拝啓、もう好きと伝えれない君へ。

はしゃいでいる私を見て

磯崎は微笑んだ。

そして

「あげる。」

そう言って私に

うさぎのぬいぐるみをくれた。

「磯崎がとったんだから

持って帰りなよ。」

私が遠慮すると

磯崎は言った。

「ばーか。

男がこんなの好きじゃないに

決まってんだろ。」