わがままでごめん。

だけど俺の好きな人は

ただ1人。

雪だけだ。

さぁ家を出よう。

そして思う存分楽しもう。

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日記はそこで終わっていた。

この後、冬馬は事故にあったんだ。

涙が止まらなかった。

私が想いを告げようとした日、

冬馬は私に別れを告げようとしてたんだ。

外には雪が降り始めていた。