もしも、私の背中に翼があったなら。(短編)




私は何度も謝りながら向井さんの胸で泣いた。




『生理が………来ないの……』





私の言葉に向井さんは動揺していた。

絶対…ショックだよね…



「本当に…?」





『うん……本当にごめんなさい。』




「謝らなくていいよ。美沙ちゃんは何も悪くない。明日ちゃんと病院に行って診てもらおう。」







私が向井さんだったら嫌だよ


自分の彼女のお腹に

自分以外の人との命があったら…




絶対ショック…






それなのに向井さんは、謝るたびに私を許してくれた。



不安な気持ちを抱えながら、悲しい気持ちを必死に耐えながら







私は向井さんの胸の中で眠った。