一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~

閉店後、いつものように片づけをしていると「麻貴、ちょっと」と店長に休憩ブースに呼ばれた。
「具合は?」
「平気です。店長にもフォローしていただいて、休みながら仕事できたので。ありがとうございました。」
「結局頼ろうとしないんだから。」
店長は半ば呆れたように私を見降ろす。
「無理してもいいことないぞ?長く続けてほしいから、無理はしてほしくない。」
「はい」
叱られた子供のようにしゅんとなる私。

店長から言われているからこそ、余計に落ち込みそうになる。
「別に責めてるわけじゃない。ただ心配なだけだ。」
落ち込みそうな私に気づいたのか店長は私の頭に手をあてて、ふっと笑う。
「ごめん。心配しすぎて余計なこと言ったな。よし、帰ろう。」
店長の言葉に私は素直に頷く。