一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~

店長が本店勤務になってからアッという間に1週間が過ぎた。
さすがに、週の頭から新作の発表やマスコミの取材、新年度のばたばたが重なってかなり疲れて迎えた週末。
今度は、新年度応援フェアと題して、全品20%オフのイベント。
金曜の夜に日付が変わるまで残業をして、翌日の早朝から再び準備を進め、迎えた土曜日。

「麻貴」
「はいっ」
開店前の打ち合わせでいろいろと確認をしてから陳列棚の最終チェックをしていると、店長に呼ばれた。
店長はバックヤードの方に私を呼ぶ。
「どうしました?」
何かの不具合かと少し緊張しながら近づくと店長が急に振り向いた。
「おっと」
急ブレーキに慌てて立ち止まる。