「よし!決めた。」
急に沈黙を破った店長。
「飯行こう!」と急に右折する。

「え?どこですか?」
「いいから。きっとやってる。」
「え?」
戸惑うばかりの私を乗せた店長の運転する車は、ある有名なラーメン店にとまった。

「辛い物食べたい。行くぞ。」
さっさと駐車場に車を停めた店長が車を降りる。

戸惑っていると、店長はいつの間にか助手席に回って、助手席のドアを開けた。

「早く。」
子どものような店長の言葉に、私はシートベルトを外して車を降りた。