一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~

「仕事が忙しくて」
「うん」
私は横になったまま店長に素直に話をする。
今の心配そうな店長に、嘘やごまかしはきかないとわかっているからだ。
「食事をとる時間もなかったけど、疲れすぎて食欲もわかなくて。ただただ眠くて。食欲より睡眠欲の方が勝っていました。」
「うん」
店長は私の髪を撫でるようにかき上げながら頷き話を聞いてくれる。
「時々立ち眩みがしたのは多分ちゃんと食べていなかったからで・・ごめんなさい。」
きっと店長は私から話を聞いて自分を責めているだろうと、謝る。
「いいから。もっと聞かせて。」
「時々胃が痛かったもの食べてないからかと。今朝見たいな吐き気は初めてです。むかむかしたりはありましたけど。お腹すいてたのかな?」
そこままで、私は話を明るい方向にもっていこうと切り替える。

「なぁ、麻貴」
「はい?」
「俺今薬局で買ってきたんだ。」