一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~

「あ、眼鏡外すの忘れた」
店長はそう言って後部座席のドアを開けて、眼鏡ケースを出した。

「店長って目、悪いんですか?」
「本当はコンタクトしてるけど、日本に帰ってきてから買いに行けてないんだ。」
外した眼鏡をケースにしまう店長。
「これ、入れてもいい?」
そう言って私のバックを指さす店長。
「もちろん」
私が自分のトートバックを開けると店長は躊躇なく眼鏡ケースを入れる。

何となくそんな仕草にもどきどきする。

急に距離が近づいたような気がする。

店長は黒のウエストポーチを肩から斜めにかけて、両手をポケットに入れた。