「行こう」
「・・・はい」
店長と並んで歩く。

自分のマンションなのに、なぜか新しい場所に来たかのように落ち着かない私。

だって、ここに店長がいることが違和感しかない。

全然なれない。

ふと隣を見ると、店長もすぐに私の方を見降ろしてふっと笑う。

「なんだよ」
「・・・なんか信じられません。」
「何が?」
「隣に店長がいるのが」
「和真って呼べって言っただろ?」