一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~

碧と私は同期だからだろうか。チームワークはいいほうだ。
2人で店舗内の情報を共有して仕事をしている。

「俺、セルフレジ確認入ります。3番?」
私と碧の隣に長身の男性が入る。

思わず手をとめて見上げるとそれはさっきまでスーツ姿だった店長だった。

カジュアルなオーバーサイズの白いシャツに、紺のパンツ。
すでにほかの店員と同じようにイヤフォンとマイクをつけている。
「お願いします。」
あっけにとられている私に変わって店長に言う碧。
「了解。麻貴さんはギフト終わったらフェアの準備入って大丈夫。」
「でも」
「大丈夫。こっちは碧君が指示してくれそうだし。」
桐生店長はそう笑ってさっそくセルフレジに向かった。