一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~

すると顔を上げた瞬間、店長は私の頬に手をあてた。

筋の通った長い指。
大きな手。

熱く心臓があるかのように脈打っているのは酔っているからだろうか。

店長の目を見ると、まっすぐに真剣な顔をしている。

今は無邪気な笑顔も、営業用の微笑みもない。

真剣でまっすぐな視線。

その瞳には私が映っている。

ごまかそうか。冗談にしようかとあれこれ考えながらも、店長の手に動けない。