(更新停止)時の狭間

 


シオンさんとユウくんはお互いに嫌いあっている。
それを考えると2人きりにするのは不安になるけれど。
彼女は大人だし、小さな彼も年の割に落ち着いているから大丈夫だろう。

そういえば、初めてだ。
彼女が自ら望んで私から離れたのは。

何となくだけれど首元が寂しく思った。

シオンさんは私の首をよく撫でているから。
1番最初に首を触られた時は恐怖しか抱かなかったその行動なのに。
今ではそれが無くては寂しい、なんて思っている自分が少しおかしかった。


「どうして首なんだろう。」


ふ、と湧いて出た疑問。

自らの首に手をやってみてもそこにはなにもない。
最初にあったあの跡は綺麗になくなっているし、手触りは何等違いなく思える。

いつだって彼女は私の首を愛おしそうに撫でていた。
目を細めて、まるで何か別のものを見ているかのように。

何を浮かべて、誰を想っているのだろう。